丸紅洋上風力開発株式会社

大好きな海を舞台に
新しいインフラの未来を築き上げる誇り

H.M

技術統括部

これまでのキャリアと入社のきっかけを教えてください

大学・大学院で土木工学を専攻、新卒でゼネコンに入社して発電所の計画、主に海側のインフラの設計や施工に携わっていました。転機となったのは、2011年の3月に起こった東日本大震災です。発電所の計画を手掛けていたため、仙台に3カ月ほど滞在することになったのですが、復興を通じて電気とインフラの重要性を痛感しました。これまで電気に深い理解もなくインフラを使っていたことを再確認し、再生可能エネルギー事業に強く興味を持つようになったんです。
その後、この事業の発展と対策に貢献したいという思いが膨らみ、再生可能エネルギー専業のベンチャー企業に転職、エンジニアリングマネージャーとして働くようになりました。

もともと海が好きでマリンスポーツにも親しんでいましたし、ゼネコンで海洋構造物の設計・施工を担当していたこともあり、洋上風力発電については大いに興味がありました。ただ、当時はまだ日本では研究段階で、建設できるかもわからない状況だったので再生可能エネルギー全般に関わっていたのですが、洋上風力発電に関わりたいという思いはつねに持ち続けていました。
そんな中で丸紅洋上風力開発株式会社(以下 MOWD)が設立され、いよいよ洋上風力のリーディングカンパニーでグローバルに事業に関わりたいという思いが募り、2022年に入社することになりました。

仕事でのやりがい、面白みを感じるのはどんな時でしょう

現在、技術統括部の建設担当として国内の着床式洋上風力発電事業における入札、開発からメンテナンスまでの技術的な業務を担当しています。なかでも、主な業務は発電所の建設計画です。洋上風力発電の実績が多い欧州から技術や知見を得て、それを日本にローカライズすることを目指しています。

ローカライズとひとくちに言いますが、発電所を日本海側に作るのか太平洋側に作るのかということでも状況は大きく変わります。地形や気象などの条件によってもさまざまなことが求められますので、グローバルな視点を持ちながら、それぞれに異なる最適解を見つけていくのが面白みでもあります。
建設する際にも、海上と陸上とでは難易度がまったく異なります。作業自体も気象条件によってまったく様子が変わります。そのように一筋縄ではいかないところが、かえって面白みにも感じられます。

新しくインフラを作る、まだ整備されていないものを発展させるという段階に関わることができるのは得難い経験です。前例のないことに挑戦するという大きなプロジェクトを通じて、豊富な実績や知見をもつ海外のエンジニアと協働し、高度な技術や知識を学びながら自分自身が成長できていると感じられる現状はとても喜ばしいことです。

組織の魅力はどのようなところにありますか

社内にはさまざまなバックグラウンド、ノウハウを持つ人が多く、それぞれに多様性のある専門家の方と仕事ができ大いに刺激になっています。日本だけではなく、UKのエンジニアリングの人材も一緒に共有しながらプロジェクトを進めており、多様性を持った専門家たちがすぐ近くにいてコンタクトを取れる環境はとてもためになります。

働く環境としては、リモートワークをしやすい環境をとてもありがたく感じています。たとえば、正月やお盆の時期などは会社の特例制度があり、リモートワークが推奨されています。そのため、年末年始は家族との時間を大切にしながら仕事をすることができました。フレックスタイム制も導入されていて多様性のある働き方が認められていることも、大きな魅力のひとつであり、どのような人にも対応できる働きやすい環境なのではないでしょうか。

今後の展望を教えてください

洋上風力発電事業は計画段階から開発、建設、オペレーションにたどり着くまでの期間が長く、先を見据えたプロジェクトになります。数年間の準備期間を経て最近ようやく選定に至った山形県遊佐町沖のプロジェクトは、今、まさに本格始動のスタート地点に立ったところです(※)。まずはこの事業をゴールまで導いていくことが、会社にとっても自分にとっても大事なことだと気を引き締めています。

洋上風力発電自体が新しい産業で、これから10年、20年と大きく成長していくでしょう。それを日本独自の技術で作り上げ、定着させるという大きなストーリーをMOWDとして成し遂げることが大きな目標であり、社会人経験を捧げて関わるに値するプロジェクトになると思います。

長い時間をかけて日本の社会課題に向き合っていくのは非常にやりがいのあることです。産業が発展する過程を楽しめる方、未来に貢献したいという思いのある人にとっては非常にいい環境だと思いますので、そんな方と一緒に働き、日本のスタンダードを作り上げることができれば嬉しいと思っています。

ご自身を風にたとえると?

「潮風」

自宅は海の見えるところにあり、休日はマリンスポーツも楽しむこともあります。生活も仕事も海を中心に回っているライフスタイルを楽しむ私にはそんなイメージがぴったりなのではないかと、妻が考えてくれました。

海は、風によって表情が変わります。風が吹いていない時の、静かなうねりが規則的に伝播していく景色も素晴らしいですし、風が吹けば波も高くなってサーフィンやウィンドサーフィンも楽しめます。そして、さらに風が激しくなればたくさんの電気を起こす場所にもなりますが、一方で災害につながる危うさもあります。そんないろいろな表情を見せてくれる海を見ていると心が落ち着きます。海の魅力にすっかり惹きつけられていますね。

(※)本インタビューは2025年3月に実施しました。各プロジェクトの状況はインタビュー当時の情報です。

応募要件

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